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錆ツレ



立山。2/3

AM5:30室堂より、一の越を目指して歩きはじめる。
残雪があっても整備されている歩道なので歩きやすい。
雄山でご来光を見て帰ってくる人たちに何人かすれ違った。
レスキューのおにぃちゃんたちは、とても元気がよかった。
女子一人登山もいた。
すごいなぁ。

立山。2/3_f0171180_15429100.jpg立山。2/3_f0171180_1543623.jpg


立山。2/3_f0171180_154436.jpg一の越到着。
朝日がまだ届いてなくて、ブルブル寒い。フリースを置いてきたのは、失敗だった。
朝、誰かのコトバを聞いて、いらないと判断してしまった。でも、去年登ったブラザーは、フリースは持っていけ。と言ってたこと後で思い出した。

山は、いつでも自己責任っていう。
勉強になった。
山荘のおじさんは、翌日の天気を聞いてもその場で教えてくれなかった。
「玄関に貼ってるので、みてください」と。
山では小さな情報でも、命に関わる可能性があるので、適当なことは言えない。

笑っちゃうくらいのガレ場の傾斜。
初心者の私に登れるのか?汗。
立山。2/3_f0171180_1545052.jpg


ニの越到着。
とんでもない岩たちをよじ登ってきた。
まだ怖さがあって、お尻がむずむずした。
神聖な山に登る緊張と興奮のせいか、顔のニヤけがとまらない。

一人で進むととんでもない岩にぶちあたってしまうので、知らない人についていくことにした。
山では、知らない人同士でもお互いにあいさつしたり、コトバを交わしたりする。
地上でもそうすりゃーいいのに。
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遠くに槍ヶ岳と穂高が見える。
いつか行ってみたいな。
雲がない日は、富士山も見えるらしい。
立山。2/3_f0171180_155311.jpg

同行者たちが、中高年のため、なかなか登ってこない。
待ちながらふと足元をみると。

どうしても、仏足にみえる。
誰も気にしている様子はなかったけど。
やはり山岳信仰。
天狗の足かもしれない・・・。
立山。2/3_f0171180_1551049.jpg いえす!
雄山登頂!
快晴!きもちいぃぃぃぃぃぃっ!
一等三角点もちゃんとあった。

拝観料500円を払って。
頂上になる神社でお払いをしてもらう。
神主さんは、山伏みたい。
あんな高所で、直径20cmの石柱に立つなんて。
剣岳もよくみえた。
立山。2/3_f0171180_1551930.jpg立山。2/3_f0171180_1552549.jpg

立山。2/3_f0171180_2324481.jpg

御朱印と登頂記念のしおり。


ナントカリンドウやハイマツ。
高山植物を勉強したくなった。
ハイマツの下には、ライチョウが住んでいて。
カズンが見たって言ってた。
立山。2/3_f0171180_1553137.jpg立山。2/3_f0171180_1554495.jpg

立山。2/3_f0171180_22422784.jpg
でも、翌日みくりが池でオコジョを見れたのでラッキーだ。ビジターセンターに報告したら、ステッカーもらえた。


雄山~大汝山~富士折立と縦走し、別山に向かう尾根。
別山は、剣岳が目の前に見れる。

このあたりから、緩やかになってきたが。
体力的にバテてきた。
山荘にもどったら、チーズケーキ!と心で念仏のように唱えた。
でも、一番効果があったのは、眼下に広がる景色。
それを見ただけで、5分はエネルギーちゃーじできた。
立山。2/3_f0171180_1553895.jpg 立山。2/3_f0171180_1555218.jpg
立山。2/3_f0171180_1555842.jpg立山。2/3_f0171180_156538.jpg

別山山頂。
剣岳が目前に。
雄大で厳かで、ジーンとした。
立山曼荼羅の中で針山に例えられている。
立山。2/3_f0171180_22445880.jpg


左上の針山が剣岳。
たしかに、人を簡単によせつけない顔をしている山だ。

いまは、山を始めたばかりでまだ登れないけど。
いつかあのてっぺんに行ってみたい。

立山。2/3_f0171180_1561153.jpg

雷鳥沢をくだっていくと、河にかかる橋がみえた。
そこが下界の入口だ。
誰かが、三途の川だって言ってた。
でも後で分かったことだが、そこは本当に賽の河原というらしく。
立山曼荼羅にもでてくる。

その賽の河原をわたり、地獄谷のべらぼうに長~いトドメの階段を通り、下界に戻った。

この山行はまるで、黄泉がえりみたいだ。
少しは生まれかわっているといいのだが。

そして、ようやくスタートしたみくりが池に到着。
中高年者とのーんびり歩いたので12時間かかった。

もう歩けないと何度もココロが折れそうになったけど。
登ったら、戻ることもできない、進むしかない。
それを繰り返して、帰ってくることができた。
疲れてるのにココロもカラダも軽くて、楽しすぎて。

こりゃ、ハマった。

立山。2/3_f0171180_1562094.jpg立山。2/3_f0171180_156289.jpg
ご褒美のチーズケーキと
ブルベリーソフトクリーム。
うまし。
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この日の夕日は、格別だった。

素敵な一日をありがとう。

も一個つづく。
by sabiture | 2009-08-22 15:41 | mountain
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錆は、徒然世は情け。錆好。作品と日常について。 いい錆ありましたらご連絡ください。               sabiture@excite.co.jp

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