DVD「
パリ、恋人たちの二日間」
パリって言葉だけで、期待させられます。
おしゃれですねぇ。おしゃれでした。
ジュリー・デルビー監督・脚本・製作・音楽・編集・出演。
全部自分でやってる。
すごい。
最近、こういう女性監督作品によく出会います。
あらすじ。アメリカ人とフランス人のカップルが、彼女マリオンの実家パリで過ごす2日間。さまざまなことが起こるのです。仏語の話せない彼氏ジャックは、みんなとうまくコミュニケーションがとれない。彼女の過去の男たちと出会って複雑な気持ちになり。マリオンは、過去の恋愛パターンを繰り返していくのではと不安になり。そして、お互いのあり方を考えていく・・・。
ジャックもマリオンも象徴的なアメリカン&フレンチを演じているのが面白い。神経質なアメリカ人と議論好きのフランス人。
議論を戦わせる機会などほとんどない日本人としては、人目もかまわないあのブチきれ具合がうらやましい。ヒトは、せっかくコトバを持っているんだから、コトバを使って伝えないともったいない。行動パターンから、ヒトの気持ちを分析することもできるけど。芯は、しゃべらないとわからない。
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象徴的なアメリカといえば、
マイクミルズの[Let's be human beings]も面白かった。
90’s新興住宅街での豊かな生活でうわべだけ幸せなに見える家族。
型から外れたモノは、変人扱い。
家庭環境が悪い→子供がグレる。
事実だから笑えないけど、そのアイロニックな視点が滑稽だった。
赤いケイトスペードのバッグは、なつかかわいかった。